2013.04.15

Recommendation du MOIS![五感で楽しむ旬]
ハウス栽培など、農業も様々な技術が発達し、季節に関係なく様々な食材を一年中食べられるようになった昨今。それでも各国「今」しか食べられない食材、「旬」だから食べたくなる食材はまだまだ健在です。
「春」という季節は冬の間、じっと寒さに耐えながら、蓄えたエネルギーを開花させる生命力に溢れる季節。
鮮やかな新緑や瑞々しい花々にいつの間にか心もワクワクと弾んできます。
そんな春にフランス人が待ち焦がれる食材「ホワイトアスパラガス」をご紹介します!
日本人にとってのウドや新筍のように、フランス人にとって「春を告げる食材」がホワイトアスパラガス。
気品さえ感じる乳白色、独特の深い香りとほろ苦さ、しっかりとした独特の食感がフレッシュの魅力、ごくごく限られた季節の食材です。
地上に出ると色が変わってしまうため地中で大切に真っ白な状態で育てられます。
太陽王ルイ14世が愛したとも言われるホワイトアスパラガスは、それだけで食事の主役になってしまう上品さと存在感があります。
AUX BACCHANALES各店シェフが腕を振るうホワイトアスパラガスのお料理は、内容は異なれど、
共通しているのはホワイトアスパラガスの「食感・香り・味わい」をしっかりと楽しめること。
しっかりと歯ごたえのある独特のシャキシャキ感、鼻腔をくすぐるフレッシュで甘みのある香り、
ほろ苦さと自然な甘みが共存する味わい、このホワイトアスパラガスの特長・美味しさを堪能できるお料理になっています。
例えば赤坂。

オランデーズソースはホワイトアスパラガスと言えば、の最もオーソドックスな食べ方。シンプルに調理したホワイトアスパラガスに、
バターと卵黄のコクがある濃厚なオランデーズソースを添えます。それだけ?それだけです。それだけの中にシェフの仕事が詰まっています。
ホワイトアスパラガスの茹で加減、オランデーズソースの絶妙な濃度と各食材のバランス、
淡白なホワイトアスパラガスとソースをまとめるビネガーの加減。シンプルだけれど真似できない、
シンプルだけれど深い、そんなフランス料理の真髄を楽しめる一皿です。
例えば高輪。

赤坂とはぐっと趣を変え華やかな彩りのサラダに仕上げた一皿。
淡白なホワイトアスパラガスにパルメザンチーズと生ハムでコクと塩分を、
フルーティーで甘酸っぱい香りが優しいフランボワーズのビネガーで爽やかな酸味を、
たっぷりのグリーンサラダで瑞々しさをプラスしました。 フレッシュな葉物の瑞々しさとコクを加える生ハムとパルメザン、全体を一つにまとめるフルーティーなソース、
それぞれがホワイトアスパラガスを引き立てます。
サラダでありながらメインのお料理を堪能しているかのような満足感のある一皿です。
いかがですか?ホワイトアスパラガスの楽しみ方も様々。
各店のシェフの個性の食べ比べも楽しく、お好みの食べ方を見つけてみるのもお薦めです。
一度食べると、毎年無性に食べたくなってしまう、そんなホワイトアスパラガスの魅力を今年は思う存分ご堪能下さい。
各店のメニュー詳細はコチラ
⇒銀座
BON APPETIT!